木曜第二研究所

見える範囲を、ちまちま書いております。

報告書「映画館」

久しぶりに映画館に行った。

住んでるところに映画館がないので、少し電車に乗って。海側へ。

ジョジョ・ラビット』を観に行った。YouTubeで予告編を見てからずっと気になっていた。前もって上映日を知っていた映画なんて自分の人生としてはあまりないから本当に楽しみにしてたんだと思う。

海のそばの映画館は、平日なのも相まってまばら。物販コーナーでジョジョラビットの予告編を見ていたら、隣のおじさんもずっと見ていて、この人も楽しみなんだなと思った。

その人は真ん中の列の真ん中に座っていたから、多分映画が好きな人。

お客さんは20人もいなくて、みんな真ん中に座っていた。みんな静かに待っていて、映画のための時間を過ごす準備が整っていた。大人な感じ、と言えば良いのだろうか。密やかに楽しみにしている感じが充満していて心地よかった。

映画はものすごく良かった。ボーイミーツガール、少年の成長譚、家族愛、寛容さ、そしてナチスドイツというテーマに対する監督の思慮が深い。その中にも監督のユーモアや脚本の力、役者の演技が無秩序な時代の中にも人々の営みや明るさを作っていた。ちなみに2回見た。

 

パンフレットも買って、夕ご飯は贅沢してやまとで食べた。寿司じゃないもの食べた方がテンション上がったかもしれないけど、まぁまぁちゃんと食べた。1人の贅沢っていいな。と思っているから、精神的お一人様が止まらない。