季刊『ハテノ工房』:#01「YUI」
自分のこれまでの出会いをつらつらと書き連ねることを目的とした。
季刊『ハテノ工房』(不定期連載)を始めることにする。
こういう趣向があってもいいじゃない。
1回目:YUI
私の人生に欠かすことのできない音楽である。
大きすぎて、彼女を一人の女性として認識しづらい程には彼女の音楽に救われてきたし、これからも共に歩んでいくのだと思う。
CHR.RYやGROLIAなど、青春の応援ソングや平成を代表するラブソングが取り上げられる彼女。けれど私が彼女に惹かれた理由はそこではない。
柔らかな雰囲気の中に潜む影を帯びた仄暗さが
何とも言えずふて腐れた、というか拗ねた心に染み入る。
波打ち際の砂、夕夏の天気のように、次見た時にはいなくなってしまうような浮遊感のある音楽に胸を打たれた。
1stアルバムの『FROM ME TO YOU』とカップリングアルバム『MY SHORT STORIES 』がおすすめ。
特に後者は今の季節に最適かと。
「エモさ」という新しい情緒とはまた違う切実さが今も私を掬い上げてくれる。
これは余談だが、PVで林遣都が出演することが多い(同じ事務所だったから?)
キャスティングの方に拍手。