木曜第二研究所

見える範囲を、ちまちま書いております。

報告書「金曜日のお楽しみ」

小学生時代の私にとって金曜日の夜更かしと土曜の早起きはルーティンワークであり、楽しみだった。

 

金曜ロードショーを見た後に、適当な深夜番組を一通り見て眠り、日の出とともに起きる。

起きたらゲームをしたりDVDで木更津キャッツアイとかみたりして。正直いつでもできるようなことをした

。何故か本は読まなかった。読んでおけば相当な読書量になっただろうに、勿体無いことをしたかもしれない。

 

ここで重要なのは金曜日だ。金曜日は日常と休暇の間にあり、いわば特別な平日といえよう。学校、仕事をする日常でありながら、明日は休日というワクワク感に誰もが若干浮かれている雰囲気がでる金曜日の夕方、それに魅力を感じる。金曜日は平日分の楽しみが凝縮されてる気がするし。今だったらプレミアムフライデーが(一応)あるし、Mステも天才ビットくん金曜ロードショーもみんな金曜日だ。

 

 

話を戻すと

家は金曜から土曜は比較的起きるのが遅くて、早くて8:30、遅い人は11:00とムラがありますが、当時4:00起き当たり前の私からしたら皆一様にお寝坊さん。

平日はギリギリに起きる私がどうしてこんな週末を過ごしたかというと、寝静まった時間に1人活動することが非常に気に入っているからです。平日21:30就寝を義務付けられた幼い研究員は連ドラなんてほとんど見ずに育ち、みれる連ドラは土曜21:00〜22:00のドラマだけでした。しかし金曜はどんなに遅くまで起きてもほかの家族は眠りについています。するとどうでしょう。それまでの我慢が堪えきれず金曜に爆発!眠くなるまで起き、日の出と共に起きたら足音を立てないようにひっそりと階段を降りてこそこそとDVD鑑賞に勤しんでいたのです。

ひとりこっそり映画やアニメを見る感覚はもう病みつきで家族みんなで見るより世界に没頭できる気がした。世間はまだ眠っているのに私だけが起きて活動している事の高揚感に酔いしれていたのだろう。小さい頃の私にはこの楽しみを死守していたのです。

 

今や正午を過ぎても寝ている私にとってこのまばゆい週末は懐かしく誇らしい日々でした。

またやってみようかな、今度は読みたい本も積んでおいて。